パラワンオオヒラタクワガタの飼育(産卵編)
今日は先日入手したパラワンオオヒラタクワガタをご紹介したいと思います。
今回は産卵編です。
【参考画像:パラワン♂103mm】
【飼育種】
和名:パラワンオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus palawanicus
産地:フィリピン産
パラワンオオヒラクワガタ、オオヒラタクワガタの中でも1、2を争う人気種であり、ティタヌス属の中で一番最大になる種です。
日本のヒラタもこのパラワンと同種にあたるのですが、100mmを越えるパラワンオオヒラタと比較してみると、まるで大人と子供、そのすさまじい迫力には圧倒されます。
熟成した♂は性格も凶暴、下手に触ろうものなら容赦なく攻撃してきます。
産卵セットですが、野外ものの場合は、私はまずはそのまま♀のみで産卵させています。
産卵の方法には、マットのみで産ませる「マット産卵」と、材を入れて材とマットの両方で産ませる「材産卵」があります。
パラワンの場合、どちらの方法でも産卵させられます。
その時の様子をご紹介すると・・・
<マット産みで産卵を行った場合>
【累代】WD♀
【使用したマット】くわマット、完熟マットがお勧め
【使用した容器】クリーンケースM~L
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25℃前後
まずは組んだ産卵セットからご紹介します。
「くわマット」にてセットを組んだケースです。
セット方法を図示するとこのような感じです。
<材も使用して産卵セットを組んだ場合>
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
上記のようなかんじで約1ヶ月半~2ヶ月もすれば、ケース側面に幼虫が見えてくるはずです。もしその位経過しても卵も幼虫も見られない場合は、交配が成功していない可能性がありますので、♀を取り出し、♂と交尾させると良いと思います。
今からの時期は寒くなりますので、温度管理には注意してあげて下さい。後、可能ならば湿度も調整してげると更に良いと思います。加湿器などを上手く利用して色々と工夫してセットを組むのもクワガタ飼育の楽しさだと思いますよ。ご参考までに・・・。(^^)
1件のコメント »
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僕もパラワンオオヒラタが好きでパラワンやってますがけっこう103mm越えるの難しいですね!
Comment by 浜田 龍治 — 2014年2月12日 @ 8:14 PM